こんにちは。
オンラインプロ家庭教師の旅する教育者です。
前回の続きです。
成果を出している人の共通項は「自分の頭で考えていること」
さて昨日の記事では、理解と定着どちらも大切であることをお伝えしました。
ではいまの自分は、各科目においてなにが理解の段階で、なにが定着の段階なのでしょうか。
それが明確になっていないと日々の勉強は
なんとなくのやらされ感あふれるもの
になってしまいます。
そもそも自分が取り組んでいる参考書や問題集や塾や予備校の授業が
どのような目的を持ち、どのような役割を果たすのかわからず、
ただ勧められたから、やれと言われたからやっているという状態だと決して自分の身にはつきません。
言われたからやるという思考停止状態は一刻も早くやめましょう。
熱意と行動さえあればなんとかなると思っていませんか?
受験生の話を聞いていると、志望校への熱意と行動にあふれていても、その方向性がずれているなぁと感じることが多々あります。
そういう学生は計画を立てることをせず、自分を分析することもせず、
学校や塾から言われたことを疑いもせず、ある意味素直に黙々と勉強に取り組みます。
一見素直なのは良いことのように思えますが、学生本人は自分の頭で考えて各々の問題集の役割を認識していない分、
この問題集を取り組んだ先にどのような自分が待っているのか全く想像できていないのです。
これではゴールのわからないマラソンを走っているようなもの。
ゴールのわからないマラソンを本気で走れますか?
「この方向で合っているのかな?」と不安な状態のままで本来の力を発揮できますか?
そこで多くの人は自分の頭で自分の目標と現在地とのギャップを埋める地図を描こうとせずに
予備校や塾、学校の先生のいいなりになります。そのほうが楽だからです。
でもちょっと待って下さい。
塾や予備校や学校の先生は毎週毎週あなたやあなたの大切なお子様の地図を描いてくれますか?
現状に合わせて修正してくれますか?
チューターという名の経験の少ない学生に任せっきりになっていませんか?
現状は一人ひとり違うはずです。
なんのためにこの参考書を使っているのか?
この参考書をマスターすることによってどんな効果が得られるのか?
塾や予備校はどの役割を担っているのか?
自分の現状に照らし合わせ、1つひとつ細かく分析し、役割を明確にしてあげてください。
そして、未来からの逆算で1月ごと、1週間ごとの目標を決めて時間軸に落とし込んでいく。
この「戦略」こそが第2の方程式の重要な役割を果たします。
第2の方程式:想い×行動×戦略=成果
これは社会人になってから尊敬する経営者の方や書籍から学んだ方程式です。
そしてこれは十分受験にも通用するモノだと思っています。
想いや行動だけでは上手くいかないときは是非一度戦略を練りなおしてみてください。
受験において盲目的になることは必要です。
「この方法でいいのかなぁ?」「もっと良いやり方はないかなぁ?」と常に考えていても上手く行きません。
目の前のやるべきことに全力で集中するほうが1時間あたりの生産性は高いです。
ただ自分のいまの行動がどこに繋がっているのかわからぬままでは全力で集中することはできません。
普段の勉強では100%目の前のやるべきことを集中する環境をつくるためにも、戦略は欠かせないのです。
私がいままで見てきたデキる社会人、尊敬できる経営者の方ほど
「自分と向き合い、冷静に未来を見つめる時間」を大切にされていたように思います。
日々不安なくやり切るためにも目標と現在地を結びつける地図を描く。
そんなに遠くの目標と結びつける必要はありません。
せめて1か月後のなりたい姿から逆算をしてみてください。
そうすることで漠然とした不安感なく、日々の勉強に全力投球できる状態を作れるようになるはずです。
旅する教育者では自分で自分の戦略を描く力を身につけてもらうことを大切にしています。
そうはいっても自分ではなかなかできないという人は是非「どうして旅する教育者では自分で考えて行動する力が育まれるの?」を一度御覧になってみてください。
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旅する教育者代表「木村 公紀」
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