【自己推薦書の例文あり】志望理由書を推敲するときに意識すべき5つのチェックポイント

こんにちは。
オンラインプロ家庭教師の旅する教育者です。

さて、今回は私の生徒に協力してもらい、実際に自己推薦書や志望理由書をどのように添削するのか、例文を見ながら、改善の視点を実例でお見せしたいと思います。

ちなみに、この自己推薦書をまるっきり真似することに意味はありません。
(あえて初めて見たときの自己推薦書を載せていますので下記で指摘する以外にも改善点は多いです。)

そうではなく、自分自身の自己推薦書や志望理由書を推敲・添削するときの視点として役立てていただきたいと思います。

もちろん今回は生徒の名前は仮名とさせていただいています。
繰り返しますがこの生徒の文章がいい悪いではなく、改善するときの視点を学んでくださいね。

【自己推薦書の例文あり】志望理由書を推敲するときに意識すべき5つのチェックポイント

 

あなたならこの自己推薦書の例文を見てどのように添削しますか?

さて、せっかくです。
受け身でいても学びは少ないですからこの自己推薦書を読んであなたならどう改善するか是非考えてみてください。

文章というのは主観的になりがちです。
めんどくさいなぁと思われれるかもしれませんが、人の文章を客観的に読むことで自分の文章を客観的に見る良いトレーニングになると思います。

image

いかがですか?
改善ポイントが見つかりましたか?
もしかして、評価を下して終わっていませんか?

自分だったらこう書くのにという視点はあまり効果的ではありません。
なぜならそれは主観そのもので自分の文章を修正するときに主観は役に立たないからです。

客観的に見るコツは書いている本人の意図を汲み、それがどうしたらより伝わりやすくなるかと考えることです。

持っている素材をどう料理すればより美味しくなるか。
そんな視点で見ていただければいいのではないかと思います。

それでは、文章を読んで実際に私がしたアドバイスとそこに至るまでのアプローチ方法を以下で説明させていただきます。

もちろんこれが”正解”ではありません。
そういう視点もあるんだという引き出しを増やすイメージでご覧になっていただければ幸いです。

まず最初にすべきことは自己推薦書・志望理由書の構成要素の分解

文章を書くときには大まかな構成メモを書いていることと思います。

しかし、その構成メモ通りに読み手に伝わっているかはもう一度客観的に判断してみる必要があると思います。

まずは楓(仮)さんの文章の要素を分解してみました。すると以下のようになることがわかります。

《第1段落》
【アピール1】「留学」「異文化体験」「国際交流」に興味を持っている
【根拠1】インタラクティブフォーラム
【根拠2】オーストラリアへの海外中学生派遣事業

《第2段落》
【アピール2】どんな困難があろうとも決して自分に負けることなく、諦めずに解決を見つけることが出来る長所
【根拠1】野球部マネージャー
※実際の文章ではアピールと根拠の順番は逆になっています。

《第3段落》
【アピール3】なぜ◯◯大学なのか?⇒国際交流に関心のある人間だから
【根拠1】留学生が多い

《第4段落》
【アピール4】将来は世界を拠点にグローバルに活躍できる人材になりたい

さて文章の分析(=本人が伝えたかったと思われる意図で、かつ読み手にも理解できたもの)ができたら、まずはこの文章の分析結果が書き手が意図したものかどうかを聞きます。

ここがずれているとするならば、自分が伝えたいことと読み手が受け取ったものの間にはズレが生じているということです。

もしここにズレが生じているならば問題です。
もう一度書き始める前に文章の構成メモから作りなおしてみてください。

自分の文章を客観的に分析することは難しいです。
ですから、この場合は信頼できる人に文章を読んでもらってなにが伝わったかを聞いてみるといいと思います。

もちろん身の回りに見てくれる人にがいないという場合は、私が簡単に添削することもできます。

問い合わせフォームないしLINE@からお問い合わせください。

それでは以下、実際にLINE@からの問い合わせに対して送ったアドバイスをそのまま転記いたします。

【チェックポイントその1】その自己推薦書・志望理由書に一貫性はあるか?

さて、以上のように分解してみたときに大事なポイントは「一貫性」です。

 

  • 流れに一貫性を感じられますか?それとも不自然な部分はありますか?
  • なにを伝えたいか?という大目的(いわば幹の部分)に対して段落ごとの役割は明確ですか?
  • 段落ごとの有機的なつながりは読み手に見えるようになっているでしょうか?

 

 

ここは是非自分で読みなおしてみて考えてみてください。

同じ要素でも順番を組み替えることによって納得感や説得力が増します。

また細かい部分ですが、第2段落で野球部マネジャーであることがいきなり出てきてその後にアピールポイントが書かれています。

他は、アピール⇒根拠の順番で書かれているのにこれではわかりにくいです。他と同じくアピール⇒根拠の順番にして一貫性を持たせるように修正したほうがいいでしょう。

【チェックポイントその2】一文一文に意図はあるか?

なぜ「どんな困難があろうとも決して自分に負けることなく、諦めずに解決を見つけることが出来る長所」をアピールしたかったのか。

その意図が不明確です。読み手からするといきなり出てきた印象があります。

もちろん、国際交流の現場では辛いことや、挫けそうになることもあるという理由であることは「想像」できます。
しかしそれはあくまで「読み手の想像」です。

限られた字数の中で意図のない文章は不要です。
自分がなぜこの長所をアピールしたかったのかをもう一度考えなおしてみてください。

【チェックポイントその3】時間軸を意識しよう。

時間軸をもう少し意識したほうがいいです。

【アピール3】のなぜ◯◯大学なのかは読み手からすると一番気になるところです。最後に持って行きましょう。

以前ブログで【期待感】⇒【信頼感】⇒【期待感】で書いたほうがいいと話しました(参考:これだけは知ってほしい、大学入試の志望理由書・自己推薦書の書き方の基本3カ条)が、その方式で文章を組み替えてみてください。

【アピール4】の将来やりたいことを一番最初に持ってくることで【期待感】を生み、その根拠としてインタラクティブフォーラムの経験、留学の経験、マネージャーの経験を書くと【信頼感】につながります。そして最後に【なぜ◯◯大学なのか】【将来どうなりたいのか】を書いて入学後の【期待感】を読み手に抱かせたほうがいいです。

【チェックポイントその4】経験は具体的に

経験は羅列するよりも具体的なエピソードにして書いた方がいいです。そのほうが臨場感なにを学び、成長したのかがよくわかります。

現象だけを書くとありきたりですが、実際体験したことや学んだことは人によって様々です。

フォーラムへの参加や派遣事業への参加だけでは差別化できませんが、そこでなにを学んだか、その後にどう活かされたのかという経験を具体的に書くことで差別化できます。

詳しく書くと当然スペースを使いますが、先ほども伝えたとおり、差別化出来ない事実を羅列するよりも1つに絞って具体的なエピソードとして書くことをオススメします。

【チェックポイントその5】大学にとって楓さんを合格させるメリットはなにか?

学生なのであたり前ですが、自分が吸収する、自分が成長したいという前提で書かれていますね。
もちろんそれは大切なことなのですが、読み手にとってのメリットを意識してみると他の学生との差別化になります。

大学にとって楓さんを合格させることのメリットはなにか?是非考えてみてください。
端的に言うならば、大学はどんな人材を求めているのか?楓さん自身がどんな価値を大学側に提供できるのか?そこをもう一度意識してみると良いと思います。

以上を踏まえてまずは再度書きなおしてもらえるといいと思います。

自己推薦書も小論文も書けば書くほど上手くなります。
書く⇒アドバイスをもらう⇒書き直すというサイクルを繰り返せば必ず上達します。
書いたらまた見せてくださいね。

いかがでしたか?

以上は私が実際にLINE@からのお問い合わせに対してスカイプで送ったアドバイスです。

もちろん自己推薦書の文章が違えばアドバイスも異なるのですが、例文とそれの添削した内容を見ることで、あなた自身の志望理由書を添削するときに少しでもお役に立てる視点が提供できていたら嬉しいです。

もし、

  • 私も自己推薦書・志望理由書を無料でアドバイスして欲しい
  • 自己推薦書の書き方で悩んでいる
  • 私の自己推薦書・志望理由書も添削してほしい

という方がいらっしゃいましたら遠慮なく問い合わせフォームないしLINE@からお問い合わせください。

※お願いがあります。(2016年8月5日追記)
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ですので、今後皆さんからいただいた質問は誰から頂いた質問かはわからないようにして記事の中で回答していきたいと思います。

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また推薦入試でよく使われる小論文についても記事があります。

小論文の書き方に悩んでいる方、書き方の基本を知りたい方に読まれています。合わせてお読みください。

【参照】【まずはここから!】大学入試の小論文の書き方で一番大事な型の身につけ方

また、自己推薦書や志望理由書に関してはいくつか記事を書いていますので、そちらも合わせてどうぞ。

【参考】これだけは知ってほしい、大学入試の志望理由書・自己推薦書の書き方の基本3カ条|志望理由書の書き方【1】
【参考】志望理由書や自己推薦書を書くときに大切な5つのポイント|志望理由書の書き方【2】

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旅する教育者代表「木村 公紀」

旅する教育者代表「木村 公紀」

マニラ日本人学校卒業後、私立桐朋高校に進学。帰国子女入試と一般入試の両方を経験する。その後慶應義塾大学法学部政治学科に進学。大学時代は4年間集団塾講師のアルバイトを続ける。新卒で人材教育の会社に就職後、2社目の会社で個別指導塾の塾長を経験。社内最速昇進記録を持つ。配属された校舎を毎年120名以上の生徒を集める人気校にしたのち、生徒一人ひとりと向き合い「できない」を「できる」に変える教育をしたいという志のもと独立。旅する教育者の代表を務める。

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