\保存版/ 帰国生(帰国子女)が私立中学編入試験対策を始める目安はいつ?

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帰国生(帰国子女)の難しさはいつ本帰国になるかわからないことではないでしょうか。

  • 中学受験を視野に入れてきたけれど、本帰国時期がズレそう
  • 中学編入試験対策はなにから始めたほうがいいのかわからない
  • 編入試験は難しいって聞くけど本当?
  • 日本の公立中学校に合わせて学習していけば大丈夫?

私立中学に編入の可能性が “少しでも” ある方は必見の内容です。

通常の入試と編入試験の違いとは


一般的に通常の中学入試や高校入試より編入試験のほうが難易度が高いと言われることがあります。それはなぜでしょうか?

通常の中学入試や高校入試と編入試験の違いを電車に例えて説明するなら
通常の中学入試や高校入試は停車している電車に乗るのに対し、
編入試験は動いている電車に飛び乗るようなものです。
つまり、編入試験は途中から授業に参加してもある程度はついていける学生を求めているということです。

ですから、ついていけないと判断されると枠があっても不合格となる可能性があります。(特に有名な進学校においては。生徒数が少なく生徒数がほしい学校はまた別です。)
もっと言うならば、中学入試をクリアした生徒の中に入っても、最低でも平均点くらいは取れる実力がないと編入試験は合格しません。
これが編入試験が中学入試よりも難しいと言われる理由の一つです。
しかし、もう一つ重要な問題があります。

中学編入試験対策と高校受験対策では”勉強のペース” が劇的に違う


私立中学への編入を考えているというお問い合わせをいただいたら私が真っ先に聞くことは、現段階で想定している志望校と数学の学習進度です。
まずは志望校がある程度候補があるならば、その志望校の

  1. カリキュラム
  2. 過去の編入試験の出題範囲

を確認します。
カリキュラムで特に差が付きやすいのが【数学】です。
特に体系数学など公立中とは別の教科書をメインの教材に使用している場合は公立中とは進度が全く異なります。
例えば体系数学を使っている学校では中1の段階で “公立中の1年と2年” の範囲が終わります。
さらっと書きましたが、例えばそのような進度の学校が学校進度に沿って試験範囲を設定する場合、来年4月に編入を目指す生徒が今年12月に編入試験を受けるときには、中1であれば公立中2範囲の多項式の計算、連立方程式、一次関数、合同の証明まで学習しておく必要があります。
中2であれば中3範囲まで網羅しておく必要があるということです。
公立のペースに則って学習していては到底間に合いません。
恐ろしいのは海外に展開している国内で名の知れた塾でも、基本的に国内のカリキュラムを採用しているということです。基本的に中学編入試験を想定する生徒と高校受験に絞っている生徒では進度は明確に異なるはずです。

しかし実態は残念ながらそうではありません。
ネームバリューを見て大丈夫だろうと思っていたら、編入試験には全く対応できないカリキュラムで学習していたというケースが実際に初回面談で発覚し、親御さんが絶句していたケースがあります。
これを見ている皆さんはどうぞ、そのようなことにならないようにしてください。
塾の名前が合格を手繰り寄せるわけではないことをよく知っておいてください。

結局いつから対策をすべきなのか?


結論から言うと、本帰国の関係で中学受験をしないことが決定したタイミングで対策を始めるべきです。

もちろん中学受験をしないことが決定したタイミングで、少なくとも高校受験まで海外駐在が決定した場合は、もっと猶予があります。
しかし、本帰国がいつになるのかは数ヶ月前にならないとわからないケースがほとんどではないでしょうか。

普段公立中の進度で学習を進めていて、突然数ヶ月後の本帰国が決まり、そこから編入試験を検討するとなると、先程お伝えしたように公立と私立では進度が異なることが多いわけですから、いわゆる進学校と言われる学校への合格は非常に厳しくなります。
弊社の生徒の場合もはじめから編入試験を想定している場合もあれば、中学受験を見据えていたけれど本帰国が先延ばしになって、編入試験と高校受験を両睨みで対策をしていくことがあります。
この場合、早めに編入試験対策に切り替えることにより、かなり余裕を持って対策を進められます。海外生活も存分に楽しみながら、数学なら代数週1回、幾何週1回の指導の無理のないペースで十分に編入試験の数学は対策ができるのです。(もちろん既習範囲がある程度定着できている前提ではありますが)

早くスタートしても遅くスタートしても編入試験の期日までにやるべきことは変わりません。
様々な考えがあるのでどれも否定しませんが、私だったら早めにスタートして、無理にないペースで学習を進め、海外での生活を存分に楽しみながらも、しっかりと編入試験に合格できるだけの土台を作っておくと思います。

遅くスタートすればするほど、やるべきことは多く、その分必要な授業数は多くなりお金がかかる上、なおかつ間に合うかどうかわからないので、合格の可能性は低くなります。
時間を味方につけて早めに対策を始めれば始めるほど、編入試験は有利ですし、せっかくの海外生活を勉強一色にする必要もなくなります。

もし中学私立編入試験をする可能性があって、

  • 特になにも対策をしていない方
  • いま通っている塾や家庭教師のカリキュラムに不安を覚える方
  • まだいいやとのんびりしていた方

是非一度旅する教育者にお問い合わせください。
無料面談を実施しております。


お早めにご相談ください

  •  学校生活にも慣れてきたのでそろそろ日本の勉強をスタートさせたい
  •  現地での生活を優先しながら無理なく帰国に向けた準備をしたい
  •  日本的な知識の詰め込みの勉強ではなく、日本の勉強もしながら思考力や勉強の習慣がつく授業を子どもには受けさせたい
  •  日本の勉強はなにから始めたらいいかわからない
  •  急に本帰国が決まったので早急に対策したい
  •  本帰国は未定だが、いつ決まってもいいように受験の準備しておきたい
  •  編入試験は難しいって聞くけど、何が難しいの?

オンライン専門家庭教師の旅する教育者の魅力はお子様一人ひとりの現状と目標にピッタリ合わせた個別最適化されたオンリーワンカリキュラム。
ただ闇雲に勉強量を増やすのではなく、海外での生活も大事にしながら同時に目標を叶えるための準備を必要最小限に行うカリキュラムが多くの方に支持されています。
お子さんの海外での生活を大切にしながら、帰国後もよい教育環境を整えたいと思っていらっしゃる方は是非一度ご相談ください。

特に帰国生の編入試験は通常の受験とは対策の仕方が全く異なります。
早めの準備をしていくことが鍵です。
編入試験の可能性のある方は是非お早めにご相談ください。

ご相談はこちらから。もちろん相談は無料です。

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旅する教育者代表「木村 公紀」

旅する教育者代表「木村 公紀」

マニラ日本人学校卒業後、私立桐朋高校に進学。帰国子女入試と一般入試の両方を経験する。その後慶應義塾大学法学部政治学科に進学。大学時代は4年間集団塾講師のアルバイトを続ける。新卒で人材教育の会社に就職後、2社目の会社で個別指導塾の塾長を経験。社内最速昇進記録を持つ。配属された校舎を毎年120名以上の生徒を集める人気校にしたのち、生徒一人ひとりと向き合い「できない」を「できる」に変える教育をしたいという志のもと独立。旅する教育者の代表を務める。
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