アメリカにおける小学生・中学生の習い事・スポーツ事情〜アイスホッケー編②〜

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こんにちは。ユヅスコです。前回はアメリカにおける小学生・中学生の習い事・スポーツ事情〜アイスホッケー編①〜をお伝えしました。今回はアメリカの少年アイスホッケー事情の続きとして子供がチームに入って感じたことをご紹介します。

お金がかかるスポーツではある、、、

アイスホッケーは、やはりお金がかかるスポーツだと思います。まず装備。スケート靴やスティックなど、プレーするために必要な用具が多いです。子供用は大人用と比べると1/4~1/2ほどの値段ですが、子供は成長していくので、買い替えも考慮しなければなりません。中古スポーツ用品店や初心者には靴や用具の貸し出しをしているリンクもありますので、子供が長続きするかどうかかわからない場合、これらを利用するのもよい手です。アイスリンクの維持管理費、クラブ費、トライアウト代、遠征費、スケーティングやシューティングなどのスキルアップのためのクリニックや個人レッスン代など、諸々かかってきます。
雑感ですが、他のスポーツと比較して、圧倒的に白人人口が多いです。アジア系、アフリカンアメリカンなどは数えるほどです。居住地、親の所得および進路への考え方などが関係しているのではないか、と感じています。

ホッケーダッド&マム達

どのスポーツでもそうだと思いますが、ホッケー少年・少女を支える親たちのサポートもとても手厚く、そして熱いです。リンクへの送迎、遠征への付添、個人レッスンの手配などなど。チーム全体のサポートとして、アシスタントコーチ、チームマネジャー、DJ係、スコア係、タイムキーパー、ペナルティボックス係、遠征時の各種ヘルパーなどがあります。特にチームマネジャーは試合の調整、遠征時のトーナメント登録、ホテルの手配、チームミーティングやパーティの企画実行など、本当に多忙です。常に感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。DJ係はホームリンクでの試合を音楽で盛り上げてくれます。定番は地元、シカゴブラックホークスのゴールソング「Chelsea Dagger」。2分間のペナルティタイムが終了し選手が1人復活した時には、スーパーマリオの1upキノコの音など、お茶目な演出もあります。経験者の夫はアシスタントコーチやスコア係、私は遠征時のドアサイン(ホテルの部屋にかけるネームプレート。チームメイトとの部屋の行き来の目印&連帯感upのため?)を作ったりしました。
時には熱くなりすぎる親も。試合中の審判や相手チームへの暴言などで、退場宣告を受ける親御さんもいました。チームに登録するための必要書類の一つに「Parent Code of Conduct」というものがあり、親としてチーム規範を遵守するということを誓います。「I will promote the emotional and physical well-being of the athletes ahead of any personal desire to win.」や「I will remember that my child plays hockey for his/her enjoyment, not mine.」など。裏を返せば、それだけ熱くなり過ぎる親が多いという現実があるのでしょう。

ロッカールームは楽園?

Pee Wee以上の階級になると、親はロッカールーム立ち入り禁止になります。自立を促す目的があるようです。息子はあの汗臭いロッカールームの時間が「憩いの場」と言っており、音楽をガンガンにかけ、皆とおしゃべりして楽しく過ごしています。しかし、皆がそうというわけではないようです。チームメイト同士でも性格的に合う・合わない、があったり、チームの調子がよくないと犯人捜しになったり、思春期&チームスポーツならではの側面もあるようです。他のスポーツ同様、ホッケー協会も「いじめ」には断固反対の姿勢を明確に打ち出していますが、とても難しい問題です。状況が改善しない場合、親やアシスタントコーチがロッカールームで常時監督するという措置も取られます。大人の介入が効果的にいけばよいのですが、密室で起きているということもあり、よけいにこじれた例も見ました。非常に残念なことですが、こういった問題でホームリンクを変える子供達もいます。

文武両道を推奨!

息子のホッケーチームが所属するリーグでは学校の成績がオールA(体育除く)の生徒を表彰する制度があります。自分の名前がリストに載り、プレゼントももらえる、ということで、良いモチベーションになるようです。スポーツ一筋!より、二兎を追え!の精神を推奨しています。

以上、少しネガティブなことも書きましたが、チームを通して親子共にたくさんの出会いをもたらせてくれたホッケーに感謝です。息子が生涯楽しめそうなスポーツに出会えたことも何よりです。

いかがでしたか?

ユヅスコさんもご活用いただいている、オンライン家庭教師・旅する教育者代表の木村です。アメリカならではの事情も見えつつ、日本と似たような側面もあると感じられたのではないでしょうか。
海外赴任を控えた方から、「現地で○○のスポーツはできますか!?」と聞かれることがあります。残念ながらどこに住むかによって情報は異なるので、個別のことには答えられないのですが、それでもスポーツは違えどユヅスコさんがアイスホッケーチームを1から探した軌跡は非常に参考になるのではないでしょうか。

次回は次男くんのアメリカでの水泳事情をお届けします。是非また次回も御覧ください。

 


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ユヅスコ

ユヅスコ

シカゴ郊外で夫と息子二人と暮らす元フルタイムワーキングマザー、現新米ホッケーマム。ノーと言わない日本人をモットーに、来るものはとりあえず何でも、流れに逆らわず試しています。マンガの守備範囲は広く、たまにアメリカ生活で役立っています。
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