海外に行く前に多くの方が悩むのは、英語の習得に関してです。
海外に住む=英語が強くなる、というイメージに関して、本日はお話ししたいと思います。
海外に住んでいれば英語が強くなるのは当たり前?
前の英検一発合格ブログでも触れましたが、うちの息子は海外生活1年半が過ぎたころ、宿題もやっと1人でできるようになり、(やっとなのか早いのかはなんとも言えませんが親からするとやっと!という思いです)いま2年がたち、英語での会話の方が強くなりました。
宿題の内容は、日本でいう音読や、絵日記、漢字練習(英単語練習)、や算数ドリル、理科は人体や化学、宇宙空間など自分の興味あることを調べ、パワーポイントでプレゼンテーション資料を作る宿題もあります。
それを英語で授業中に各自が発表するという理科は日本よりかなり進んでいて小学校1年生からすでに必須科目として入っています。
もちろんすべて英語で作成するのですが、その国独特の文化的な単語が出てきてGoogle翻訳でも出てこないようなものもあります。
来た当初は日本語もまだ確立していない6歳です。
こどもの吸収力って早いとつくづく感じますが、海外に住んでいれば英語が強くなるなんて当たり前じゃない?と思っている日本の保護者の方、繰り返しますがそんなに甘くはありません。
5年間英語圏で暮らしたのに英検準1級のライティング0点というケースも
最近よく、新しい駐在の保護者の方に「3年もいると英語が強くなってしまうので日本の教育どうすればいいですか?」と相談を受けることが多々あります。
そんな保護者の方も1年くらいたつと、「英語の授業についていけなく、こどもが学校に行きたがらないのですがどうやってそこまで話せるようになったのですか?」と質問内容が変わったり、当初の悩み通り「英語が強くなってしまって日本語の教育に苦戦しているんです。」という保護者の方のお話もお聞きします。
どちらが正解ってないと思いますし、もちろん両方ともオールマイティにできるようになったお子さんもいますし、両方ダメなお子さんもいます。
これって違いは何でしょうか?
聞いた話の引用ですが、3歳くらいのお子さんを帯同させた方のお話ですが、お子さんが外国人の風貌に拒否反応を示し怖がるようになり、家から出ることを拒否し家族だけ半年足らずで先行帰国をしたそうです。
あるお子さんは英語を学びはしていましたが、学校で一言も言葉を発することが無く過ごし「サイレントスチューデント」とクラス内で呼ばれていたそうです。
また、勉強をやらせすぎてしまい日本の勉強も英語も嫌になり、まったく何もしなくなってしまったのと話してくださった保護者の方もおられました。
5年間英語圏で過ごしたお子さんは中2で本帰国をし、英検準1級を受験したらライティング0点だったそうです。
2級まではライティング導入前の試験で余裕合格しておられたそうですが、英語はもちろん流暢に話していたので、保護者の方はかなり驚かれたと。
お聞きした話ばかりですが、いろいろなケースがあります。
一概にこれが正しいとは言えませんが、せっかく海外で過ごすのでわが子には日本に帰国時にそれなりの英語や帰国子女としての得点をもって帰国させてあげたい、そしてご自分もそれなりに海外の生活を楽しみたいと思っている保護者の方でしたら 英語教育も日本語教育も重要です。
子どもにとって大事なことはまずは楽しく学校生活を送れるかどうか
まず、子どもが現地校を楽しく過ごすようになるには、友達との会話ができるようになることが重要だと思います。
それには会話重視の英語の勉強がまずは必要で、そのあと、日本に帰国した後でも有効となる英語力もつけてあげる必要があります。
では具体的にどうすればいいのか?こればかりはマニュアルがなく、その子にあった教材を探すしかないと思います。
オンラインでも覚える子は覚えますし、マンツーマンじゃないとやる気が出ない子もいますし、誰も教えなくても本だけで覚えてしまう子もいますが、これってどれもその子のやる気をそそるものであるかどうか?だと思います。
私が感じるのはどれだけ興味を持って英語と触れ合わせることが出来るか?が成功のカギだと思います。
オンラインゲームやYouTubeが大好きな息子は、授業もiPadで行われることも利点となりゲームの攻略解説を理解するにも英語を覚えないとついていけない、世界のオンラインゲームに参加するにも英語が必要という現実を知り、自分なりに毎日毎日リピートして聞いて映像も見ながら理解していきました。
そしてゲームを攻略する喜び=英語は彼にとって必要なものとなりました。
子どもそれぞれ 好きなことが違うので一概に我が息子の成功例がどなたにも役に立つとは言えませんが 悪といわれるゲームでも英語発達に役に立つときがあるのだなあと感じる今日この頃です。
私自身英語が出来ませんので、一緒に勉強して息子が先生になるのも効果的でした。子どもが優位に立つことがとても我が家にとっては効果的でした。
子どもがネイティブ発音ができるのは8歳まで、右脳の吸収力は11歳までと聞いたことがあります。
そんな時期に海外で生活できた息子が今となってはうらやましいです。
いかがでしたか?
言語の習得には環境が与えられるだけではなく、やはり努力が必要です。
そしてそれは小学生の子どもにとって大人が思うほど簡単ではないのかもしれません。
まずはお子さんが楽しく学校に通えるような環境の土台を作った上で、その先を見据えて日本の受験に対応できるような緻密な英語力と読み書きや漢字・語彙といった基本となる日本語力をコツコツとつけていけるといいのかもしれませんね。
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