こんにちは。
オンラインプロ家庭教師の旅する教育者です。
8月15日は東京フィルハーモニー交響楽団のハートフルコンサート2015に行ってきました。
黒柳徹子さんが司会であり、演奏の合間にお話をするスタイル。
毎年8月15日に行われているようで、今年で26回目だとか。
そのハートフルコンサートを鑑賞して感じたことをまとめておきたいと思います。
目次
1.なぜ世界一になれたのか?
2.一流を目指すことに年齢は関係ない
3.受験はありがたいことにNO.1にならなくていい
4.1日単位を生きる
5.自分の甘さは人に伝わる
6.何度決意したっていい。立ち止まってもいい。軽やかに前を向く
7.一方的に教える人でありたくない。ともに成長する存在でありたい。
8.「あたりまえの反対は感謝」
9.自分を洗脳する必要はない
10.8月15日は「あたりまえを疑う日」にしようと思う。
1.なぜ世界一になれたのか?
「なぜ世界一になれたのか?」という問いに対して、マリアカラスは「修練と勇気それ以外は全部いらない。」と答え、カラヤンは「勉強」と答えたそう。 カラヤンはみんなが寝ている朝4時から音楽と向き合ってきて、その時間量は誰にも負けない。だから世界一になれたのだという。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
これちょっと間違っていました。
マリア・カラスはオペラ歌手に必要なものとして「修練と勇気。あとはゴミ!」と答えたそうです。
マエストロ尾高 忠明いわくカラヤンは「勉強」だと答え、朝4時に起きて譜面と向き合って来た時間はだれにも負けないとおっしゃっていたそう。
頂点を目指すなら、誰もしないレベルで自分を磨きさえすればいいというのは、どの分野でも共通なのかもしれません。
問題はその行動量を支えるものがなんなのかということ。
“不自然”ではきっと続かないのだと思う。
いかに“自然と”そこに向かえるか。
それは強烈なコンプレックスかもしれない。
湧き上がる願望かもしれない。
いずれにしても不自然は違和感となりきっと自分を蝕む。
2.一流を目指すことに年齢は関係ない
黒柳徹子さんもおっしゃっていたが、グズグズ過ごす人生を過ごしたいならそれで全く問題はないわけで、感動や想像を超えていくためにはやはりそれなりの努力はどの世界でも必要なのだと思う。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
クラシックコンサートのお客さんの年齢層は高いわけだが、黒柳徹子さんはお構いなしにこのような話をされていた。
若者に対してではない。
ここに新鮮さを感じた。
黒柳徹子さんは御年82歳。
人によっては至極当然なので極めて失礼にあたるかもしれないが、いつでも「一流」であろうとしている。
年齢を重ねたから隠居するのではなく、変わらずに修練と勇気を重ねている。
その姿勢に大変感動した。
年齢を重ねることは1つの言い訳としては通用しやすい。
でもきっと、「世の中は~」とか「一般的に~」なんて気にしていないのだろう。
自分がどうありたいか?
シンプルにそこに向かっている姿が垣間見えた気がする。
だから”無理して”頑張っているという空気感が出ていないのだと思う。
3.受験はありがたいことにNO.1にならなくていい
ありがたいことに受験は一番にならなくったって合格はできる。基準をクリアさえすればいい。人との戦いではなく、自分との戦い。昨日の自分を超えているか。一流を目指しているか。合格できる人は合格する前から合格にふさわしい行動を取っている。いまの自分の延長線上に合格は見えるか。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
今日も友人と話していて思ったが、勉強というのは100パーセント自分がコントロール可能で、なおかつ1番にならなくてもいい。
会社に入ると、成績NO.1とNO.2には物凄い差があるが、受験は一定の基準をクリアすれば全員が合格。
そういう意味で達成経験の極めて得やすく、自信が育まれやすいものである。
我が子に自信を持って生きてほしいと願うなら、これをうまく使わない手はない。
4.1日単位を生きる
今日という1日を振り返ったときに、合格へ近づく1日だったのか、不合格に近づく1日だったのか考えてみたらいい。残念なことに、不合格への一歩を日々歩み続ける人にビリギャルのような奇跡は起こらない。合格発表のときに自分の番号がないだけ。神様は努力しない人にまでお人好しではない。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
受験は長丁場。
経験したことがない以上、半年後の自分なんて見えるようでみえない。
だからこそ不安になる。
そういうときは、1ヶ月後の自分の理想のイメージから、
それができなければ1週間後の自分の理想のイメージから逆算をして、
やるべきことを明確にするといい。
明確にしたら、あとは1日1日を全力で生きる。
自分の人生を生きた1日は充実感があり、他人の目に映る人生を生きたときは違和感が残るのだと思う。
5.自分の甘さは人に伝わる
ただ、偉そうなことを言っているが自分の行動が鈍っていることに対して強烈に反省もした。自分の成長以上に生徒に還元はできない。もっと成長しなければならない。修練と勉強が完全に甘くなっていた。そこは猛烈に反省。だからこそ、残りの今日という1日を悔いなく過ごす。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
教育者に限らないかもしれないが、現状にあぐらをかいていてもつまらない人間にしかならない。
人に教えるという行為は麻薬のようなもの。
言っているだけで気持ちよくなってしまうから要注意。
先生という立場に甘んじないこと。
これは常に肝に銘じておかないと、自分を超える生徒は排出できない。
6.何度決意したっていい。立ち止まってもいい。軽やかに前を向く。
反省はすれど落ち込みはしない。落ち込んだって、過去はかえってこないから。反省をしたら、いまこの瞬間から行動を変える。それが明日に繋がる。一日一生とはよく言ったもので、1日1日の充実度合いが人生の幸福度を決め、受験生ならば合格・不合格を決めるのだと思う。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
自分自身の弱さがあるからこそ、人を責めずにすむ。
誰だって人の正義を押し付けられたくない。
誰だって裁かれたくない。
自分がしてほしいことを相手にするという次元にはまだ到達できていないかもしれないが、
せめて自分がして欲しくないことを人にしないという姿勢は持ち合わせていたい。
7.一方的に教える人でありたくない。ともに成長する存在でありたい。
もしこのツイートを見て一緒になって反省した受験生がいたら、もう一度行動を変えていこう。何度決意したっていい。一歩進んで二歩下がるなんて日常茶飯事。だけど、それでも日々一歩を踏み出し続けることが大事だと思う。俺も今日のこの残り少ない時間からでも行動を変えていく。一緒に頑張ろう。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
偉そうな教育者にはなりたくない。
自分が正解だとも思わない。
ただただ生徒の成長の邪魔をしたくない。
自分という存在が成長を促進する可能性があるのと同時に、
成長を阻害する要因にもなりうることを肝に銘じておきたい。
8.「あたりまえの反対は感謝」
黒柳徹子さんの少年兵の話を聞いていて思い浮かんだのは、「あたりまえの反対は感謝」という言葉。"あたりまえ"の気持ちからは感謝の気持ちは生まれない。こうして優雅にクラシックコンサートを聴けたことは決して世界の当たり前ではないのだ。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
1社目のマネージャーに教わった好きな言葉。
なのにすぐに忘れてしまう言葉でもあったりする。
あたりまえを大切にできる人は素敵だと思う。
ただし肩肘張って押し付けがましくいう言葉ではない気がする。
自分にも、他人にも言葉ではなく態度で表現できる人間になりたい。
9.自分を洗脳する必要はない。
"あたりまえ"を"感謝"に変えることで少なくともダラダラ無意味に過ごす時間は減るんじゃないかと思う。たった70年前の日本には学びたくても学べない子どもたちは確実に存在した。勉強できることは決してあたりまえではなく、あの頃の子どもたちが熱望した時間だったのかもしれない。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
昔は自分のエネルギーが尽きそうになるときに、身の回りの”あたりまえ”を”感謝”に変えてエネルギー源にしていた。
でもその感謝という尊い価値観を無理やり利用するのもどうかと思う。
本当にあたりまえを感謝に出来ている人はそんな言葉を出さずに済む。
自然体でできている。
残念ながら自分はまだそのレベルには達していない。
だからこそ、側から見たら意識しちゃってるよとなるかもしれないが、
あえて感謝を意識していこうと思う。
大事なのはシンプルに自分がどうなりたいのか?
そこに軽やかに向かっていけばいい。
10.8月15日は「あたり前を疑う日」にしようと思う。
今日のハートフルコンサートを聴いて、今年から8月15日は「あたりまえを疑う日」にしようと思う。1年に1回、あたりまえを疑うことによって感謝の気持ちを持てるようになろう。
— 旅する教育者 (@tabisurukyouiku) 2015, 8月 15
弱い自分だからこそ、ルール化しよう。
今年の1月に知り合った年下の子が、自分の誕生日は「両親に感謝を伝える日」としていて心底感動した。
その方式を取り入れて、8月15日は「あたりまえを疑う日」としよう。
きっと、いいことばかりではない。
日頃目を背けている自分の弱さにも向き合う日になるだろう。
編集後記
読み返すと恥ずかしくなる文章だと思うので、あえて読み返しておりません 笑
昨日は久しぶりに前職で一番売れている営業の方にお会いしてきました。
学ぶことがたくさんあって自分がまだまだだと思い知らされるありがたい時間でした。
中でも、「やらないことを決める」というのはとても示唆的だと感じました。
不安になると、あれもこれもと手を出したくなるもの。
でもそれが本当にお客さんの求めているものかわからない。
だから社内的にはよしとされていても、独り善がりの押し付けがましいサービスは思い切って止めたとのこと。
やることを決めるのも大事だが、やらないことを決めるのも大事。
学びの機会をいただいて感謝です。
ちなみに、最近クラシックコンサートに行くようになったのは、
girlsArtalkという就活時代の友人が主催するサイトの2周年記念で発売された年間チケットのおかげ。
素晴らしい機会をくれたこのサイトにはとても感謝しています。
girlsArtalk(http://girlsartalk.com/)
art系のイベントがたくさん紹介されているので、普段と趣を変えたデートスポット探しにもオススメ。
涼しい日もちらほら出てきて、芸術の秋もあっという間にやってきますしね。
直近でいうと、“ 紙オルゴールで奏でる、自分の『名まえ音楽』~presented by girls Artalk~ ”
なんていうイベントを開催するようですよ。
紙巻きオルゴールとは、穴をあけた紙を通すと、穴をあけた通りに音を奏でる 一風変わったオルゴールです。
紙の好きな箇所に穴をあけて作曲できるのはもちろん、『自分の名前』や『 好きなことば』のかたちに
穴をあけると…世界にひとつ、あなただけの音楽がうまれます。今回は、紙オルゴールアーティストの杉山 三氏を講師にお招きして、自分だけのオルゴール音楽を作ります。
ご自分の『 名まえの音楽』がどんな音になるのか。ご自身の手で作って奏でてみませんか?
興味がある方は是非ご覧になってみてください。
旅する教育者代表「木村 公紀」
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