日本の高校に進学をする、という選択

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今回の記事は、我が家にとって大きな決断でもあった「日本の高校に進学する」という選択に関してです。
実際に経験したからこそわかる難しさややるべきことを取り上げます。

「日本の高校に進学をしたい。」だからこその苦渋の選択。

毎日、子どもとなんでこんなことしなくてはいけないの?という押し問答を繰り返しながら、子どもが出した決断は「日本の高校に行きたい」ということでした。
となると、現地校の勉強をしている場合ではありません。

日本の勉強を最優先とし現地校の勉強は捨てました、捨てるということは、現地校で先生にさらに嫌味を言われますし、言語の覚えも悪くなり現地の勉強についていけないつらい立場になります。
でもどちらつかずになるのであればどちらかを捨てるしかなかったこの選択は今となっては間違っていなかったと思っています。

英語圏であれば英語だけでよいのかもしれませんが、英語に加えて現地語でのその国の歴史や理科等を学ぶのは、母国語が確立した12歳以上には相当の努力が必要です。

30校以上調べた日本の学校選び

日本の学校選びは、夏休みに一時帰国をし、30校以上の学校を調べました。
夏休み期間中は日本国内外で帰国子女財団や各帰国子女受け入れ校がオープンスクールや説明会を開催してくれています。
その日程に都合が合わない場合は、直接問い合わせると個別対応してくださる学校もありました。
特に人気校は1家族30分以内と設定されている学校もありました。

まず決めるべきことはどんな学校に行きたいか?

我が家の条件は、親は海外駐在中なので寮のある学校をメインとし、子どもの希望である、制服がある、共学、帰国子女の受け入れ実績が多い、大学附属だと尚よいなどをベースに各校を回りました。
英語以外の第3言語が話せるという事に興味を持ってくれた学校、第3言語には全く興味を示さない学校、帰国子女ならなんでも大歓迎の学校もありました。
万が一の場合を考えて、祖父母や親せきが迎えに行ける距離を考えました。

各説明会で確認したことは、入学したらどのようなフォローがあるのか?です。
通常入学の生徒と同じ授業の進度で現地校出身者のフォローはしない学校、特別授業を組んでフォロー授業を設けてくれる学校、英語を他の子よりも進んだクラスに行ってレベルを落とさないよう指導してくれる学校、入ってからすぐに大学受験に向けて勉強づけになる学校、大学附属なのでのびのびと学校生活を楽しめる学校など様々な特色がありました。
積極的に帰国子女を受け入れたいと感じる学校もあれば、名ばかりの受け入れ校という学校もありました。

次に気になるのが、帰国子女入試試験内容。
面接と英語論文だけ、面接と日本語論文だけ、面接も英語と日本語のところもありました。
現地校の成績を加味するところとしないところ、海外生活の習い事やボランティアに興味を示す学校、過去3年分を遡って成績を提出する学校など様々なので早めに調査して用意する必要があります。

3年前はまだ日本にいるご家庭では、日本の学校に成績表の作成依頼をして送付してもらうということが必要になります。
なかには親類知人に取りに来てもらうとか、個人情報の問題で委任状が無いと渡せないという事を言われたという事も聞いたことがありますので早めの準備が必要です。
日本人学校出身者向けの国数英3教科と面接での受験が可能という学校や、どんなレアな現地語ででも受験をさせてくれる学校もまれではありますがありました。
現地校出身者はテストの点数を数十点プラスします!など積極的に帰国子女を受け入れようとしている学校は帰国子女を集めるための工夫をされておられます。

いろいろな条件を聞き、それを表にして書き出し比較してみました。
入学してからほかの生徒に勉強が追いつけないのは目に見えているのですが、まずは、子どもの条件が合う学校に絞り、その中から我が家の支払い能力や兄弟の事、駐在期間なども想定して絞っていきました。

オンライン家庭教師 旅する教育者との出会い

そこで利用したのがオンライン家庭教師です。
我が家のような教育難民地域で日本の受験用の教育を受けるにはプロの家庭教師等を利用するしかありません。
小学生レベルの子どもを1年間で受験生レベルまで引き上げてもらうための家庭教師探しを始めました。

日本は何でもビジネスになるので、大手進学塾や個別指導塾で 海外子女向けのオンライン指導を行っていることを知りました。
集団塾とは違いスカイプや塾独自のシステム等を利用したテレビ電話での授業をするところ、日本の塾での授業をビデオに撮影したものを海外で何度でも見れるようなシステムを持っているところなどサービスは様々ですが、我が家は旅する教育者の木村先生のホームページを見つけ一から指導してくれるシステムに惹かれお願しました。
なにせ小6レベルのまま現地校に入っていますから1年で中学3年分取り戻すには集団授業や質問ができない状況ではとても追いつかないと判断しました。

オンラインってさぼれちゃわないか?と思いましたが、手元カメラも用意されて宿題も事前提出で先生自体が子どもとやり取りをして進めてくれるので逃げ道がなくて((笑))親は安心できましたし、本人もやらないといけないということを少しずつですが自覚していきました。
たまに先生がこどもに余談でお話ししてくださった「勉強の必要性」などが心に残るようで「感動したよ」などと楽しそうに話をしてくれたのを今でもおぼえています。

話を戻して受験に必要な問題集はAmazonや楽天の海外配送サービスを利用して取り寄せました。
転送comを利用して日本のネットショッピングをまとめて海外に送ってくれるサービスなどもあります。ただし関税に注意してくださいね。

そして1年後無事合格をもらうわけですが、その間もいろいろな事がありました。また次回のブログにて


お早めにご相談ください

  •  学校生活にも慣れてきたのでそろそろ日本の勉強をスタートさせたい
  •  現地での生活を優先しながら無理なく帰国に向けた準備をしたい
  •  日本的な知識の詰め込みの勉強ではなく、日本の勉強もしながら思考力や勉強の習慣がつく授業を子どもには受けさせたい
  •  日本の勉強はなにから始めたらいいかわからない
  •  急に本帰国が決まったので早急に対策したい
  •  本帰国は未定だが、いつ決まってもいいように受験の準備しておきたい
  •  編入試験は難しいって聞くけど、何が難しいの?

オンライン専門家庭教師の旅する教育者の魅力はお子様一人ひとりの現状と目標にピッタリ合わせた個別最適化されたオンリーワンカリキュラム。
ただ闇雲に勉強量を増やすのではなく、海外での生活も大事にしながら同時に目標を叶えるための準備を必要最小限に行うカリキュラムが多くの方に支持されています。
お子さんの海外での生活を大切にしながら、帰国後もよい教育環境を整えたいと思っていらっしゃる方は是非一度ご相談ください。

特に帰国生の編入試験は通常の受験とは対策の仕方が全く異なります。
早めの準備をしていくことが鍵です。
編入試験の可能性のある方は是非お早めにご相談ください。

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すっかり教育ママ

すっかり教育ママ

子ども2人を生後6か月から保育園に預け仕事最優先!育児はおばあちゃんにまかせきり。 やっと子どもたちが中学と小学校に入学したと思ったら突然の海外赴任決定!自己のキャリアをすべて捨て、あこがれの海外生活を夢見て日本人学校もインターもない非英語圏に帯同したアラフォーママ。
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